新書『いのちのちから』のご感想

おかげさまで、新書『いのちのちから(マリア・モンテッソーリがほんとうに伝えたかったこと)』の感想のありがたいお言葉をたくさんの方からいただいております。恐縮ながら、その一部を掲載させていただきます。

『いのちのちから(マリア・モンテッソーリがほんとうに伝えたかったこと)』
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【ご感想⑦】モンテッソーリ瑞穂子どもの家 森下京子様 より

「いのちのひみつ」に続く、「いのちのちから」拝読しました。

高根保育園、幼稚園、小学校の実践とともに、人間教育に捧げるこれらの著書を、今、刊行されたことに改めて感謝申し上げます。

世界は、教育からしか変わらない。というモンテッソーリ女史の言葉通り、その集積が具現化されていると感じました。

有能であることの意味が、現代にあって本当に問われていると思います。かつて「子どもの何を知るべきか」の二部作を読んだ時も感じた、「子どもの姿を認める」見極める力、それから、見守る、援助へと繋がっていくのだと感じます。具体的方法論だけではなく、根本思想を問う内容、問われていると感じる内容でした。

またそれは同時に、私自身の生き方、如何に生くべきか、何ができるかと今一度自分に問い直したい著書でした。ありがとうございました。

在園児、中学の教師をしている保護者、園児の保護者には、「いのちのひみつ」に続き、ご紹介しています。

モンテッソーリ瑞穂子どもの家 森下 京子
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【ご感想⑥】エンジェルハウス研究所 田中昌子様 より

私も長年、モンテッソーリで子育て支援をスローガンに掲げて活動しておりますが、「いのちのちから」は人格の形成に特に重要な0歳から3歳までの援助が具体的に詳しく書かれており、子育てに悩まれる多くのご家庭にとって何よりの道しるべとなることでしょう。

さらには、今、求められている新しい学校教育、児童期への援助についても、想像力が求められること、
宇宙教育から平和教育へという究極の目的を示してくださったことは、まだまだ幼児期のみで終わっている現状への大いなる手助けとなることは間違いありません。

「マリア・モンテッソーリが本当に伝えたかったこと」という副題に文雄先生、澄子先生の想いが凝縮しているように感じます。随所に挟み込まれているコラムには、文雄先生の優しさが詰まっているようで、思わず涙いたしました。
子どもに携わるすべての人が本書を手に取り、子供が持っている「いのちのちから」の偉大さを知っていただきたいものです。
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【ご感想⑤】短期大学教授 社会福祉学博士(E・Y様)より

私は、今、大学教員として忙しく、毎日を学生と共に過ごしております。
今年度の日本モンテッソーリ学会で光栄にも研究発表をさせていただきましたが、
もう少し早くにこの本に出会えていましたら良かったとしみじみ感じさせていただきました。
素敵な本に心から感謝申し上げます。私は、マリア・モンテッソーリをなぜこのように慕い、好きなのか–。
この著書を拝読させていただき、改めて理解できたように思いました。
モンテッソーリが子どもの内面を観察することを大切にしていらっしゃいましたことを
髙根文雄様、澄子様の執筆から改めて真摯に感じ取らせていただきました。
2023年10月
E・Y
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【ご感想④】早田由美子様(日本モンテッソーリ協会(学会)理事、副会長)より

「いのちのちから」は長年の実践の蓄積に支えられた多くの真実が凝縮された本と思いました。

モンテッソーリの思想が日本の園の中で根付いて子どもたちの中で花開き、豊かな環境の中で現れる子どもの姿のすばらしさ。それを受け止め、理解し、サポートされる髙根先生ご夫妻の長年のご努力に深く感じ入りました。

モンテッソーリの思想と実践が真の意味で実践に反映され、それが大変分かりやすく記載されていますので、多くの方に是非読んでいただきたいです。

2023年10月
早田 由美子
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【ご感想③】堀尾輝久様(東京大学名誉教授・日本教育学会元会長・子どもの権利条約市民・NGOの会共同代表、9条地球憲章の会会長)より

この度は「いのちのちから」をお送りいただき有難うございます。
永年、文雄先生とともに、子どもたちと向き合うなかで、モンテッソーリ教育の神髄を、実践を通して、確かめてこられた、その歩みの跡がよく伺えます。
そして子どもとはどういう存在なのか、どういう力を持っているのかの「発見」が伝わってくるいいご本ですね。
ご本と実践が日本の保育、幼児教育を豊かにしていくことに役立つことを期待しています。

2023年9月
堀尾 輝久
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【ご感想②】日本の代表的な保育学者(T.S様)より

モンテッソーリの理論と実践を受け継ぐ、貴重な実践記録集であり、勉強させてもらいました。

髙根文雄氏は、アメリカのコロンビア大学に留学、イタリアにも行き、モンテッソーリを学んだ研究者ですね。1934年生まれとのこと、私は1930年生まれで私よりも若い。これからというのに、すでに亡くなられているとのこと、残念です。

文雄氏の「自伝」(?)P.89「生まれながらのモンテッソーリアン?!」を読ませてもらいました。大工をしていた父親に育てられたこと、その原体験がその後の研究につながったこと、とてもよくわかります。

この本は、モンテッソーリが、0~3歳の子どもを「無意識の創造者」と呼び、3~6歳の子どもを「無意識な建設者」と呼んでいたこと(P.102)など、たくさんのことを教えてくれます。子ども達の遊びも年齢発達にともない、多様に発展していくのです
この本を読ませていただき、本当にありがとうございました。

2023年9月28日
T.S
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【ご感想①】宍戸洋子様(教育関係者・保育研究・実践者)より

『いのちのちから』の本を読ませていただき、久しぶりにさわやかな気持ちになりました。
「人間のいのちは、受精した時から、自ら生きようとする素晴らしい力を持っている。その力を信じ、受け入れ、尊重しよう」というモンテッソーリの言葉は感動的です。

私達は保育現場で、教材、教具の大切さを痛感してきました。
モンテッソーリの教具はなんと考えぬかれた素晴らしいものでしょう。

現在の日本の教育現場において、子ども達の保育条件、保育者の労働条件を改善し、全ての子ども達にモンテッソーリ教具、教材に触れ、よい環境の中で過ごし、保育者はゆったりと子どもに向き合い、適切な「提示」ができるようにしたいと切望しています。

「希望の教育が育む、平和な心」「お先にどうぞは平和の素」という言葉に共感し、納得し、深く心打たれました。
この本は、子どもに携わる全ての親、保育者、研究者に読んでほしいと痛感しました。本当にありがとうございました。

宍戸 洋子
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