1・2歳児クラスのご案内

0〜3歳の子どもの様子

人生の土台を作る、0〜3歳の「吸収する力」

昔から「三つ子の魂百まで」という諺があります。また「蒔かぬ種は生えぬ」という名句もあります。これらは昔も今も変わりない子育ての根幹ともいう名句です。私どもの教育創設者、イタリアの名医であるマリア・モンテッソーリは、これらの言葉の真意を科学的に子どもの中で証明しました。

0〜3歳の発達、成長は素晴らしく、無意識にも子どもは生まれおちたところの、その時代の人間になるべく、与えられた環境を吸収して自分で自分を創り上げていきます。なんと素晴らしいパワーのある時期でしょう。つまり、この時期が一生を左右する大切な時期であることを私達大人は肝に銘じなければなりません。

家庭から社会へ。自立への準備を親子で。

では、どのように助けていったらよいでしょう。

1〜2歳の間に子どもは環境を吸収して自分のものにしていくことを、私達大人は深く心にとめて、家庭から徐々に外の環境へ目を向けられるようにしましょう。そのような大切な時期に、私どもでは、親子一緒に入園していただきます。新しい環境に慣れ、徐々に家族から離れて自分で自立していけるように準備します。家庭から社会へと移行するときには配慮が必要です。子どもはたくさんの「ひとりでできた!」の体験を通じて健やかな精神を育んでいきます。

親子で入園する様子

「手は外の大脳」。1歳半頃からの重要なサイン。

人間の手は文化を生み出す大切なものです。手を使いたいという欲求が生まれてくるこの時期(1歳半から2歳)に手を使える環境が必要です。子どもの手のサイズに合った教材を与えましょう。楽しく遊びながら、手の使い方が上手になります。モンテッソーリは『手は第2の脳』とも言っています。上手に手を使いながら心の喜びをたくさん体験しましょう。喜びのうちに学びたいという自然の心がわいてきます。生きることの喜びは、自分の生活が自分でできるようになれることです。「敏感期」に導かれ、たくさん手を使ううちに豊かな知性が生まれます。

以下は、そんなエネルギーに満ちあふれた0歳から3歳までの発達の道筋をまとめたタイムラインです。お子さんの「今」と照らし合わせてご覧ください。

手を使う活動
あけ移しの活動
ひも通しの活動

子どもの発達と敏感期

心と体が劇的に育つ、発達のステップ

0〜5ヶ月

目で追う

生後1カ月のあかちゃんの視力は約30cm。授乳中の母子の距離と同じ。未熟な視界に働きかけるものを目で追いかけます。

手かざし

3~4ヶ月頃、わずかな期間だけ見られる、「手かざし」。まるで手が自分のからだの一部なのか確かめているようですが、目と手の焦点を合わせている姿です。

絵カード

2ヶ月ごろから、実際に見たことのある野菜・果物・小動物などを絵カード・本にして発音し、ことばを紹介します。

Kicking Ball

Takane Kicking Ball。叩くと鈴の音が鳴り、たのしいので意図的に叩く、蹴るように。

5〜9ヶ月

転がるものを追いかける

はいはいする頃、目は「奥行き」と「高さ」を知覚しはじめます。焦点を合わせ、転がるものを追いかける動きで全身運動がはじまります。

追視

「手をのばして触りたい!」この欲求で目の焦点を一点に集中させます。

9〜12ヶ月

つまむ・落とす

ピンポン球を追視(トラッキング)、穴のあいたおもちゃに落とす、など。飽きないように形や大きさを変えていきます。

落とす箱

「落とす箱」。穴の形を丸から四角へ替え困難性をあげる。

トラッカー

追視をうながす「トラッカー」。年季のはいった手作りの教具。

お手玉

穴に入れたお手玉の行方が気になり、手をのばす。見えないけど、あるとわかっています。

12ヶ月〜

音と絵あわせ

絵本の読み聞かせ。覚えたことばの「音」と見たことがある「もの」が一致する時期です。

指さし

食べものの名称を言いながら、指さしがはじまる頃。

環境づくりのポイント

  • 子どもの手の動きを観察
  • 子の手のサイズに合ったおもちゃを準備
  • おもちゃの困難性をじょじょにあげる

2歳 模倣の時期・言葉の爆発

話し言葉 → 書く → 読む

12〜18ヶ月

歩行の完成 最大限の努力をしたがる

二足歩行により、両手が自由になり、自分で土手をのぼるなど視界も広がります。この時期の子どもは最大限の努力をしたがります。同時に、たくさん失敗することで運動の調整を覚えていきます。大人は口出しをせず、見守ります。

歩行の様子

環境づくりのポイント

  • 「聞く力」が育ち、いよいよ「話しことば」が爆発するようにあふれでる時期。間違っていても訂正はせず、会話をたのしめるようにしっかり受け止めること。

18〜24ヶ月

ジャンプ・走る

一歩ずつ慎重に階段をのぼる時期を経て、自由に駆けまわり、地を蹴ってジャンプする。そんな身体の進化とともに、子どもたちの目線は高まり、見える景色も劇的な変化を遂げていきます。

縫いさし

「縫いさし」針に糸を通しておくと、一針一針縫う。一点集中。目の焦点合わせの練習に。

環境づくりのポイント

  • 「まねをしたい」欲求に応える
  • 一緒に料理や家事をする
  • 手を使う活動をたくさんする
  • 言葉ではなく、手本を見せる

24〜36ヶ月

長い散歩ができる

階段をのぼるとき、両足で交互にのぼれるように。散歩で見る風景は探求心を高めます。

はさみ切り

「はさみ切り」の活動。線に沿って慎重に切るには目と手の協応が必要です。この時期の手の動きをよく観察しているときき手(左利き、右利き)がわかります。

移動50音並べ

「移動50音並べ」ひらがなの順番を知る活動です。声に出しながら、並べることで自然と字の位置を覚えていきます。

今しか開かない成長の扉、「敏感期」ってなに?

「敏感期」という言葉を聞いたことがありますか? もともとは生物学者が、蝶の幼虫を観察して発見した言葉です。生まれたばかりの目の見えない幼虫は、柔らかい葉っぱにたどり着くために、光に向かって進む特別な能力を持っています。しかし成長すると、その力は自然と消えてしまいます。生きるために必要な時期にだけ現れる、不思議なパワーです。

マリア・モンテッソーリは、これが人間の子どもにもあることを発見しました。 まるで蝶が幼虫からさなぎ、成虫へと劇的に姿を変えるように、0~6歳の子どもは心と体が大きく変わる「変容期」の真っただ中にいます。敏感期はこの時期にいる子どもたちが一生の土台となる大切な力を獲得できるように導きます。

「やりたい!」は成長のサイン。

敏感期にいる子どもは、「自分でできるようになりたい!マスターしたい!」という強い欲求にあふれています。この時期は、特定のことを驚くほどスムーズに吸収できるゴールデンタイム。「きっかけ」となる環境さえ整っていれば、子どもは必要な力をどんどん身につけ、自信を深めていきます。

敏感期イメージ

子どもが特定の活動に夢中になる「敏感期」は、成長の大切なサインです

モンテッソーリ教育について

モンテッソーリ教育は科学的な教育です。子どもの内にある可能性を引き出す教育なのです。

自立を支える、4つの柱

日常生活の練習

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日常生活の練習

「自分のことは、自分で」が自信になります。着替え、靴を履く、おやつを食べる、手を洗う。大人には当たり前のことも、子どもにとっては興味深い「おしごと」です。指先を使う活動を通して「運動の調整」能力を養います。自分の意志通りに体を動かせる喜びが、確かな自立心と自信を育てます。

感覚教育

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感覚教育・言語への準備

「知性」の土台を、五感で作ります。「見たい・触れたい」という強い欲求に応えるため、美しい教具や本物の素材(木、布、陶器など)を用意しています。豊かな感覚体験は脳を刺激し、世界を理解する鍵となります。また、絵本や手遊び歌、豊かな語りかけの中で「ことばの爆発期」をサポートします。

クラスルームの環境

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クラスルームの環境

子どものためにデザインされた「小さな家」。一歩足を踏み入れると、そこは子どもサイズの世界です。低い棚には選びやすく配置された教具、足のつく小さな椅子、美しい花や絵画。すべてが「子どもが一人でできるように」計算されています。強制されることなく、自発的に活動を選び取れる環境が、深い集中を生み出します。

教師の役割

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教師の役割

「教える」のではなく、子どもの興味を「ひきだす」存在として。モンテッソーリ教師の最大の役割は、主役である子どもを「観察」することです。「今、何に興味があるのか?」「どの発達段階にいるのか?」を見極め、その子に最適な教具や活動をタイミングよく紹介します。子どもと環境(教具)の「架け橋」となり、自発的な活動が始まったら、静かに見守り、邪魔をしない。それが私たちの指導法です。

おしごとってなあに?

子どもたちは「きょうは、なんのおしごとをしようかな…」と毎日お部屋の中にあるモンテッソーリ教具や教材を選んで、満足いくまで楽しんで取り組んでいます。

なぜ『おしごと』と呼ぶのかというと、活動を通して子どもたちは自分で自分を創造するという大仕事をしているため、遊びとは呼ばず、『おしごと』と呼んでいます。

おしごとの様子

クラスで使用している教具

お子様の今に合わせた教具を提供しています。

ボール落とし

ボール落とし(箱・玉落とし)

微細運動

木の箱の穴にボールを落とすと、コロンと転がり出てきます。つまむ、落とす等の手指の微細運動を何度も繰り返すうちに、「見えなくなってもあること」も学んでいきます。

コイン落とし

コイン落とし

目と手の協応

貯金箱のような細い穴に、コイン状のチップをポトンと落とします。子どもにとっては「ボール落とし」より困難性の高いおしごとなので高い集中力と、「つまんで、狙って、離す」という精密な指の操作力を養います。

あけ移し

あけ移し(スプーン・トング)

日常生活の練習

スプーンやトングを使って、豆やスポンジを隣の器へ移し替えます。食事の練習にも直結する、手首の柔軟性や道具をあつかう力を育む活動です。

棒通し

棒通し・ペグさし

土台に立った棒に、リングやペグを通します。「見る力」と「動かす力」を連動させ、集中力と達成感を味わえる基本教具のひとつです。

1日のリズム

9:00

登園・身支度

「おはようございます!」元気に登園。自分の荷物は自分で整理し、一日の準備を整えます。

9:30

モンテッソーリのおしごと

教室にあるたくさんの教具の中から、その日自分が「やりたい」ものを選び、納得いくまで取り組みます。

11:00

お集まり・外遊び

歌を歌ったり、絵本を読んだり。天気の良い日は園庭や近隣の公園へ出かけ、自然の中で体を動かします。

12:00

お弁当(昼食)

準備から片付けまで、自分たちで行います。友だちと楽しく食べるだけでなく、食事のおしたくなども自然と身につけます。

13:30

降園

「さようなら、またあした」。先生と挨拶をして、保護者の方と降園します。

マリア・モンテッソーリ教育のあゆみ

マリア・モンテッソーリ

モンテッソーリ教育は、イタリアで最初の女性医師であるマリア・モンテッソーリ博士(1870年8月31日-1952年5月6日)によって発見された科学的な教育です。
3〜6歳の子供向けの最初のカサデイバンビーニ(子どもの家)は、1907年にローマの貧困街に開設されました。決して恵まれた環境とは言えない中にあっても、モンテッソーリ博士の教育を受けた子どもたちは、一般的な教育を受けている子どもたちをも凌ぐような非常に優秀な結果を出しました。この画期的な成果により、彼女の教育方法は世界中でたちまち大きな注目を集めることとなりました。

まもなく、モンテッソーリの学校はヨーロッパとアメリカにも開設されます。モンテッソーリ敎育が子供の敎育として一般的な選択肢の一つとなっているアメリカでは、現在では全米で4,500の学校や敎育施設でモンテッソーリを何らかの形で実践しており、世界中では、実に20,000を超える学校があるというデータがあります。また、最近では、先導的な会社の創立者や発明家、イギリス王室の子息がモンテッソーリの幼稚園を選択、あるいは、著名な世界的アーティストらが、モンテッソーリ敎育を受けて育ったといったストーリーも加わり、一層の認知と注目を得ています。

我が国においても、画一的な敎育と言われた敎育事情が長らく続いた時代を経て、国際化やグローバル化が社会で認識されるようになり、幼児期から主体的に考えられる子ども、自分の意思で行動ができ、ユニークな発想ができるということが評価されはじめてきています。そのような環境の中で、この素晴らしいモンテッソーリ教育について、より多くの方がご関心を持っていただける状況となったことは幸いなことです。

モンテッソーリ教育は机上の教育論や理想論ではありません。科学者である創立者が、半世紀にもわたり、世界中の何千人もの子供たちを観察し、実践と改善から生まれた科学的な根拠に基づく教育方法です。今なお、世界中の教育関係者により、より良い幼児敎育のあり方を目指して、日々、議論され更新され続けている、生きた教育です。

1907

設立年

4,500+

全米の学校数

20,000+

世界の学校数

100+

歴史

プレクラスから幼稚園へ

プレクラスから幼稚園へ

3歳からの「幼稚園」への架け橋

プレクラス(1・2歳児クラス)で培った「自立の土台」と「集中する経験」は、3歳からの幼稚園(3〜5歳児クラス)で大きく花開きます。ここでは、横浜・モンテッソーリ幼稚園の特徴を簡単にご紹介します。

横浜・モンテッソーリ幼稚園の特徴

幼稚園の様子
教室の様子

「敏感期」を大切にする「おしごと」時間

それぞれの敏感期を大切にします。子どもは一人ひとり興味を持つ対象や発達の速度が異なるため、個々の子どもが今何に興味を持ち、どのような活動の「敏感期」にいるのかを見極めます。個別に環境を調整することで、満足いくまで繰り返すことで得られる「自分でできた!」という自信が生まれ、高い集中力や、もっと知りたいという知的好奇心を促すことができます。

思いやりが育つ「縦割りクラス」

3歳から6歳までの異なる年齢の子どもたちが同じ教室で過ごす縦割り保育を行います。大きい子は小さい子への思いやりと責任感が生まれ、小さい子は身近な憧れの存在を持つことができます。競争や強制されるプレッシャーが少なく、仲間を思いやり、共に学ぶことで、自然と協力し合う温かい心が育まれます。

科学的に設計された「モンテッソーリ教具」

教室には、発達段階に合わせて科学的に作られた美しいモンテッソーリ教具が揃っています。これらは、お子さまが自発的に学べるよう、簡単なものから複雑なものへ、具体から抽象へと系統的に設計されています。自分で選び、繰り返し、発見する喜びを通じて、主体的な学びの姿勢を力強くサポートします。

専門性と温かさを兼ね備えた「スタッフチーム」

モンテッソーリ教育の専門知識を持った教師たちが、愛情を持ってお子さまを見守ります。一方的に教えるのではなく、子ども一人ひとりの良き理解者・支援者であることを大切にしています。

3歳からの「幼稚園」への架け橋

プレクラス(1-2歳)で培った「自立の土台」は、3歳からの幼稚園(プライマリークラス)で大きく花開きます。慣れ親しんだモンテッソーリの環境と、一貫した教育方針の中で、数・言語・文化といった、より高度な知的活動へとスムーズに移行することができます。

実際の教室の雰囲気や、子どもたちが生き生きと活動する様子をぜひご覧ください。

trial class

体験会へのお誘い

★プレクラス親子体験 ご参加受付中★
入会はお子様の日々の成長に合わせて随時受付中です。